タインブロックの特長 |
1.直立の消波構造体である。 |
タインブロック工法は、直立の消波機能をもつ構造体を構築することができ、その結果進入波の反射を低減させ港内の静穏度を高め、物揚場、岸壁等の利用度を高める。 |
2.安定性が大きい。 |
タインブロックは後部凹凸部が十分に効力を発揮することと、ブロックを千鳥に積み上げるため、一体性を保持するのできわめて安定である。 |
3.反射率が小さい。 |
消波機能を有する部分の空隙率はおおよそ54%であり、波はその空隙部を上下、左右、前後に分散吸収されるので、消波性が高く反射率が小さい。 |
4.施工が容易である。 |
構造が単純で製作しやすく、また上下のブロックは凹凸部を嵌合させながら順次積み上がり施工も効率的である。 |
5.経済的である。 |
直立堤であるから台形断面の堤体と比較して断面が小さくなり、工費の節減ができる。 |
6.防舷材取付は特殊タイプのブロ
ックを必要としない。 |
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7.小型漁船の開口部への突込み
の危険性が少ない。 |
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8.垂壁の設置。 |
斜め入射波による遊水部内での横の流れを減少させるため、ブロック中央部に垂壁を設け、かつ反射効果の向上と、波の衝突音の減少効果を図った。 |
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